この形式は、原則としてワンピースで、フラップがあり、継ぎしろを持っている。継ぎしろは、長さ面又は、幅面のいずれにつけてもよい。また、切込み溝があることから溝切り形と呼ばれているこの形式の一般的な製法は、コルゲータのスリッタースコアラで断裁と横罫線(スコア)を、印刷機やフォルダーグルアなどで縦罫線(クリーズ)と切込み溝(スロット)を入れ、接着剤などで継ぎしろ部分を接合し、折りたたまれた状態で排出される。抜き形式であっても罫線や切込み溝が施され、接合されたものは、この形式に分類される。
最も汎用的に使われている形式で、全フラップが同一の長さで、外フラップ(長さ面のフラップ)が突合せになっているのが特徴である。